2006年3月14日 エッセイ
変化は波のようにやってくる
いつもそう
調子のいい時悪い時
決して安定せずに波のように漂ってる

もうこの人はまだ彼氏なのか、元彼で友達以上彼氏未満なのか、全然わからない
はっきり別れたわけでもなく、そもそもはっきり付き合い始めたわけでもない
一緒にいないときは、あの人があたしのこと好きかどうかなんて少しも感じられない
一緒にいるときには思う
ああこの人は、あたしのこと好きなんだなぁって
傲慢とか、そんなじゃなく
それが伝わってくる
報われない思い すごく可哀相
そして彼もそのことを知ってる

1週間以上メールは無視したし、部屋に来ても居留守を使ってた
だからもう連絡なんてこないかもしれないと思ってた
それでも電話をくれた あたしはごく自然にその電話をとった
彼はそんなに怒ってなかったし、別に心配してるふうでもなかった

電話をとったこと。約束をしたこと。その約束を破らなかったこと。部屋に彼を入れるのを許せたこと。
ずっと、何週間も、できなかったことができた。
観ようって口約束だけしてた映画を観れた
たぶんこれは、変化
ちゃんと笑えたのも、無愛想にならなかったことも、楽しいって思えたことも
それもきっと、変化

哀しいのは変わらないことがあること
そしてそれが一番、彼を傷つけ続ける
それは、あたしは彼を好きになることはできないってこと
自分の気持ちにブレーキかけてるわけでもなんでもなく
ただ単に不可能で
それがひたすらに哀しい

良くなかったこと
電話もメッセも全部無視し、ミーティングもサボって避け続けている人たちの一人に
昨日偶然会ってしまった
「久しぶり」
そう言われた 皮肉も嘲りも、そんなものはなくって
ただ心から驚いたように
あたしはヘンな苦笑いしかできなかった

でもこれも変化の予兆なのかもしれないと、そう思う
ちゃんと生きてるあたしを見られてしまった、
あたしは見られることを許してしまった、
その事実が。

いつか波が安定して、元に戻れるといいのに。

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